1756's Cafe

私には大好きな本があって、昔から何度も読み返しています。
その本のある文章に、こう書かれていました。

「遊び感覚でいろいろやってみて、成り行きを見守りなさい」

　
当時私はケーキ屋さんに勤めていて、将来カフェを開くことが夢でした。

そういうときに、その一言に出会いました。

そして、遊び半分に仕事がお休みの日に、自宅で一日カフェを開いてみることにしました。
家にある、椅子もテーブルも全部引っ張り出して、足りない分は親戚にかりました。
メニューも作りました。看板も作りました。
家族にはその数日間、迷惑かけましたがお家の中に、一日だけのカフェを作りました。
（テレビもベッドも見えないところに隠したり。。。）

そして友達、職場の先輩や後輩、親戚に連絡をして、一日カフェに遊びに来てもらいました。
22歳の頃のこと。お店の名前はその頃から　やっぱり「1756's　Cafe」でした。

それから半年に一度、何度も一日カフェを開店しました。
回を追うごとに、お客様の数もだんだん増えていきました。
時々、たくさん来すぎて入りきれないくらい！
友達の友達も来て、私にとっては初対面の本当のお客様です。
毎回緊張しました。

友達にも　ウェイトレスやコックさんになってもらいました。
このブログにもよく登場してくれる、バスガイドの友人、美容師の友人、
紅茶専門店で働く友人、エステティシャンの友人達です。

お客さん役だった友達や職場の先輩方も、今でも常連さんとして、このブログにも何度も登場してくれてます。

皆も当時の夢を叶えていて、とても素敵な友達です。


遊びの一日カフェとはいえ、毎回本気でやっていました。
お支払いは材料費のみをもらっていたので、いつも赤字でした。
でも、めちゃくちゃ疲れるけど、とっても楽しくて幸せでした。

あの頃お客様としてお店に来てくれた友達や先輩達
一緒にお店をやってくれた　友達
お家をカフェにすることを許してくれた家族

みんな　ありがとう

あの一日だけのカフェのこと、覚えていますか？

あの日々があったから　もうすぐ本当の1756's cafeを開店します。

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